格安SIMに対応した端末か?をチェック

格安SIMを購入して自分の端末に使う場合、自分の端末で「格安SIMが使えるのか?」ということをチェックしなければなりません。せっかく格安のSIMを購入して月々の料金を安くしても、端末が対応していなくて使えなければ全くムダになってしまいます。

 

どの端末でも使えるわけではない

イメージ的には、格安SIMを購入して自分の端末のSIMカードと入れ替えればすぐ使えるという感じですね。確かにSIMカードを入れ替えて設定すれば使えるのが基本ですが、格安SIMの場合はどの端末でも動作できるというわけではありません。MVNOはキャリア回線を借りて通信するので、使える端末はMVNO(格安SIMの販売)がどこの通信キャリア回線を借りているかによります。ネットワークに使われている周波数が違うと通信できないのです。

 

なぜdocomoの端末なら大丈夫といわれるのか?

「docomoの端末なら対応大丈夫」と対応表にあるのを目にします。これは、MVNOが2社を除いて全てdocomo回線を借りて格安SIM販売をしているからです。回線がdocomoならば、docomoの端末は対応するというわけです。もちろんau回線を借りているMVNOもあり、mineoやUQモバイルはau端末対応になっています。対応端末に関しては、SIMロック解除が必要ではありません。問題は現在softbankです。こちらは乗り入れているMVNOが無いため、SIMロック解除をして格安SIMを使わなければなりません。

 

SIMロック解除とSIMフリー端末

SIMロック解除というのは、要約すると「特定の携帯会社が発行しているSIMカードの制限を解除すること」となります。つまり、今まで端末とSIMカードをセットでキャリアは販売してきましたが、他のSIMカードで使えないようロックしてありました。端末とSIMカードを販売している携帯電話会社が一致しなければ使えないようにしてあったのです。これを総務省が2010年に「SIMロック解除に関するガイドライン」を策定し、通信回線と端末を切り離して購入する仕組みを作れるようにしました。まずそこに乗り出したのがdocomoです。そのため、docomoの回線対応の格安SIMが多いのです。SIMロック解除をした端末は「SIMフリー端末」となって、端末を持ったまま自由に通信会社を乗り換えられるようになりました。正式にSIMロック解除が義務化されたことで、格安SIMの市場も大きくなり、広告やCMでもよく見かけるようになりましたね。SIMフリー端末では海外のプリペイドSIMもそのまま使えるので、海外によく出かけられる方は重宝するでしょう。

 

海外メーカーの端末

海外メーカーが作るスマホは、元々最初から格安SIMで利用することを前提としたものがあります。自国での使用だけでなく、海外での使用も念頭に置いているからでしょう。SIMフリー端末なので、通信規格が合致していればどこのキャリアの回線のMVNOでもOKです。

 

Softbankだって格安SIM

2017年3月。それまで格安SIMに参入していなかったsoftbankもとうとう開幕です。その名も「b-mobile」です。SoftbankのiPhoneやiPadをSIMロック解除なしで利用できます。しかしまだまだ選択肢は少ないということで、docomoやau回線を選択するときのために基本は「SIMフリー端末」にするSIMロック解除の仕方はチェックが必要です。


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