快適に使うには?格安スマホ・格安SIM選びのコツ
格安スマホ選びのコツ
使い方にあった端末を選ぶ
ハイエンドモデルが中心のキャリスマホとは違い、格安スマホはいろいろな端末が発売されています。トップクラスのハイエンドモデルから必要最低限の性能しか無い超格安端末までラインナップは幅広く、適当に選んでいては自分に合う端末は見つかりません。
スマホで最新ゲームをやる人とSNSとメールしかしない人では選ぶべき端末は当然異なります。高性能な端末はそれだけ高価格ですから、出費を抑えつつ満足できる性能の端末を探すには格安スマホを購入したらどのように使いたいのか、具体的なイメージをかためることが大切です。使い方を考えて端末選びをスタートさせましょう。
使い勝手を左右するバッテリー持ち
スマホのスペック表ではCPU性能が最初に記載されていることが多いのですが、普段使うスマホでもっとも重要なスペックはバッテリーの持続時間です。毎日スマホを使っている方の多くはバッテリー切れに頭を悩ませています。
バッテリー容量が少ない端末はどんなに高性能でも常にバッテリーを気にしなければならず、毎日気持ちよく使うことはできません。バッテリー容量3000mAh以上なら大容量と言えますが、バッテリー消費量は端末の性能やディスプレイの明るさによっても大きく異なるので容量だけでは判断できません。
バッテリー持ちの目安は連続待受時間としてスペック表に記載されているので、バッテリー容量の数字だけに注目せず連続待受時間も確認しておきましょう。
生活エリアバンドの関係
スマホ端末は対応しているバンドの電波しか受信できません。MVNOの周波数は借りている携帯電話会社の周波数帯と同一なので、携帯電話会社のホームページをチェックして周波数帯と受信環境を確認しておきましょう。全てのバンドに対応していないモデルでも、普段の行動範囲を考えれば使い勝手に支障が出ないかもしれません。
例えば、docomoのバンド21は地方都市の高速通信用バンドなので対応エリアは狭く、バンド3は東名阪バンドとも呼ばれるカバーエリアが非常に限定されているバンドです。バンドエリアから外れている場所で使うなら端末がバンド未対応でも全く影響がないので購入後にどこで端末を使うのか、普段の生活エリアとバンドのカバー状況を確認しておきましょう。
格安SIM選びのコツ
セルスタンバイ問題はほぼ解消
格安SIM特有の問題としてバッテリー消費量が増えてしまう「セルスタンバイ問題」というものがあります。SMS未対応の格安SIMにのみセルスタンバイは発生していたので、解決策としてはデータ専用プランではなくSMS付きプランを選択するしかありませんでした。
しかし、Androidバージョン4.4以降の端末であればセルスタンバイ問題は改善されており、どのMVNOでもbatteryの異常消費は起こりません。現在発売されている端末は一部の最安ランクを除きほぼすべてAndroidバージョン4.4以降を搭載しているので、格安SIMと格安スマホの組み合わせでセルスタンバイ問題を心配する必要はありません。
通信速度が速いMVNOはどこか
MVNOで大きな問題になるのが通信速度です。各MVNOが公表している速度は条件が整った場合の理論値(ベストエフォート)であり、常に高速通信が約束されているわけではありません。最速150mbpsを売りにしている格安SIMなのに実際に通信したら1mbps程度しか速度が出ない、という例もあります。
通信設備あたりの利用者数が多ければ多いほど速度低下が起こりやすくなりますが、利用者の少ないMVNOは設備自体が貧弱なため利用者が少なくても通信速度は期待できません。むしろ設備増強に力を入れている大手MVNOのほうが、利用者数は多くても通信速度は高レベルで安定しています。
通信速度は理論値ではなく実測値で比較しないと意味がないので、ユーザーのレポートや口コミ情報を参考に通信速度の実測値を比較してください。
このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪
みんなに役立つ情報をお届けします。